筑波大学 渡部宏樹先生のE-JUSTリベラルアーツ・カルチャーセンターでの活動

2020年1月27日

2019年12月1日~2020年1月26日

2019年12月1日から2020年1月26日までの約二カ月間,E-JUSTリベラルアーツ・カルチャーセンター(LACC)が提供する「日本文化」のコースへの支援として、筑波大学の渡部 宏樹先生(人文科学系 国際日本研究 助教)がE-JUSTに来訪されました。

今回の活動で、渡部先生はリベラルアーツ必須科目の一つとして提供される「日本文化」のコースで、“Post-WWII Japanese History and Society through Film”と題して講義を実施されました。講義は1950年代から2010年代までに上映された6作品の日本映画を用い、日本の文化・社会・歴史の背景についての学生の理解を促すものでした。まず受講者は放課後に実施される映画を鑑賞して授業の準備をし、授業では毎回講義内容を振り返ってレスポンス・シートを記載、そしてその内容が次回の授業で共有されました。こうした課程内外の時間の活用と双方向的な教育の実施により、受講生が多いE-JUSTのリベラルアーツ科目でも受講生それぞれが積極的に参加できるよう、工夫されました。

このように本プロジェクトでは、LACCが提供するコースの支援を通じて、エジプトの国立大学としては一般的でないリベラルアーツ教育の全学体制での導入を目標に掲げています。それにより、E-JUSTが創造性に富んだ教育・研究環境を提供し、エジプト国内のトップレベルの研究大学として発展するように支援しています。

【画像】講義の様子1

【画像】講義の様子2

【画像】講義の様子3