国際ビジネス・人文学部ワーキンググループの開催

2020年12月4日

2020年12月3日に、国内支援委員会の専門部会である国際ビジネス・人文学部ワーキンググループが開催されました。同ワーキンググループには、本邦協力大学の代表者が委員として参加しており、エジプト日本科学技術大学(E-JUST)の国際ビジネス・人文学部及び大学院の運営、共同講義の実施、ゼミ制度の導入に関して、専門的かつ技術的な見地から検討、助言が行われています。

E-JUSTプロジェクトフェーズ3開始後、第2回目の開催となる今回は、筑波大学 森尾 貴広先生(議長、国際情報担当長/教授)、立命館アジア太平洋大学 横山 研治先生(副学長/教授)、早稲田大学 マージ・リー先生(国際部長/教授)、立命館大学 金山 亮太先生(国際連携室副室長/教授)が委員として参加し、活発な意見交換が行われました。

今回は、来年度で5年間のプロジェクトの折り返し地点を迎えることもあり、今後の同学部・大学院の自立化に向けたファカルティ・デベロップメント、本邦協力大学をはじめとする本邦大学との大学間協力の在り方や、これまでの活動の効果をどのように評価していくかについて、集中的な議論が行われました。またE-JUSTの先生方がゼミ教育アプローチを積極的に実施している様子などについて報告、そしてコロナ禍における遠隔授業、それもインターネット環境の整備が追いつかない中での双方向型教育の課題について、それぞれの大学の経験などを踏まえた意見交換がなされました。

このように本プロジェクトでは、E-JUSTと本邦協力大学の協力関係を強化し、E-JUSTの国際ビジネス・人文学部が、自立的に日本の大学と協力関係のもとにユニークかつ質の高い教育を提供できるよう、支援しています。そのため、本邦協力大学による科目共同指導などを行い、E-JUSTが創造性に富んだ教育・研究環境を提供し、エジプト国内のトップレベルの研究大学として発展することを目指します。

【画像】寺野アカデミックアドバイザーによる「日本式ゼミシステム導入」の説明の様子

【画像】協議の様子1

【画像】協議の様子2