本邦大学、日系企業等との連携による『日本のビジネスと経営』コースの実施

2021年7月29日

国際ビジネス・人文学部は、2020年度春学期(2021年3月21日-6月19日)に、本邦大学教員、日系企業等との連携による『日本のビジネスと経営』コース(3年生)を実施しました。

『日本のビジネスと経営』コース(3年生)では、前半部分で日本人教員が、日本のビジネスの特徴を理論的、学術的に解説するとともに、後半部分では、日系企業等からゲスト講師を招き、ビジネスの現場の経験を学生に伝えます。これにより、学生に理論的・学術的に日本のビジネスを学ぶだけではなく、実践面で日本のビジネスを身近に感じてもらうことを期待しています。

2021年4月13日~5月4日までの4回は、名古屋商科大学の横山 研治先生(研究科長補佐)がご担当し、「日本の経営の仕組み」、「日本の生産と品質管理」、「日本の家族経営」など日本の経営に特徴的なトピックを取り上げて講義をいただきました。

続く、2021年5月11日~5月25日の2回は、寺野 摩弓先生(JICA専門家)がご担当し、日本企業の外国人マネージャーとして成功するためにどのような準備が必要かを講義いただきました。

これらの日本人教員による講義に加えて、2021年6月13日には、日本貿易振興機構(JETRO)・カイロ事務所から常味氏、2021年7月4日には、豊田通商株式会社から秋田氏、齋藤氏、藤川氏、ヴァシリ氏を招き訪問講義を実施して戴きました。

JETRO・カイロ事務所、常味氏の講義では、Activities of JETRO and Japanese Business in Africa/EGYPTと題して、1)JETROの紹介、2)アフリカにおけるJETROの活動、3)エジプト、アフリカにおける日本のビジネス、4)エジプトでのビジネスの現状と課題といったトピックが取り上げられました。

豊田通商株式会社、秋田氏、齋藤氏、藤川氏、ヴァシリ・フーメリス氏による二部構成の講義では、The Japanese Trading Firms & Toyota Tsusho Corporationと題して、第1部では、1)日本の「商社」の歴史、2)豊田通商株式会社の事業についてが解説され、更に第2部では、3)豊田通商株式会社のエジプトでの活動の歴史、4)エジプトにおける風力発電事業、5)エジプトにおける自動車組立工場の運営など、エジプトにおける具体的なビジネス展開の事例が取り上げられました。

いずれの訪問講義後も会場から多くの質問が寄せられ活発な質疑応答が行われました。これらの日系企業等による訪問講義は、E-JUSTの学生たちにも、日本のビジネスを身近に感じる大変貴重な学びの機会となりました。

【画像】名古屋商科大学、横山先生の講義の様子

【画像】寺野先生(JICA専門家)の講義の様子

【画像】JETRO・カイロ事務所、常味氏の講義の様子

【画像】豊田通商株式会社、秋田氏の講義の様子

【画像】豊田通商株式会社、齋藤氏の講義の様子