第23回E-JUST理事会をメインキャンパスにて初開催

2021年12月30日

E-JUSTの第23回理事会が、12月6日にE-JUSTのメインキャンパスにて対面とオンライン併用形式で開催されました。理事会はE-JUSTの最高意思決定機関であり、年二回開催されます。今回は2020年9月にエルシーシ大統領を迎えて開所式典が行われ、2021年初頭に第二キャンパスからの移転を完了したメインキャンパスでの初めての開催となりました。

理事会委員は、エジプト側、日本側、各々10名ずつの構成で、議長をアブルナガ大統領補佐官、副議長をJICA理事が務めています。今回JICA理事交代に伴い、井本新理事がBOT委員、そして副議長に就任されました。井本理事は日本からエジプトに出張し、メインキャンパスから参加しました。同じく会場から、日本大使館関係者、ジェトロ・カイロ事務所や在エジプト日本企業、JICA人間開発部、JICAエジプト事務所、プロジェクトメンバーらが参加し、日本およびエジプトからオンライン参加のBOT委員らも含め、総勢70名以上が参加しました。今回の重要な議題の1つに、E-JUSTの今後5年間の中期戦略の承認がありました。これは前回第22回理事会で草稿が提出され議論をし、その後、学内外関係者との議論を経て練り上げた最終版が、BOTに提出され承認されたものです。理事会最後には、2014年7月のE-JUST学長就任時から強いリーダーシップを発揮し、E-JUSTの発展を牽引されたゴハリ学長に対し、2021年度JICA理事長賞の授与が行われました。

理事会終了後は、JICA井本理事を初め、E-JUSTを訪問した理事会参加者に向けて、新キャンパス内の教室やラボ、事務棟、最近オープンしたばかりの図書館等の視察ツアーが行われました。今年度新学期に1200名近くの学部新1年生を迎え、在籍学生数は学部、大学院を合わせ昨年度の2倍以上、2,000名を超え、うちアフリカ諸国からの留学生も60名を超える、活気あふれる国際色豊かなキャンパスを視察しました。まだ自前の校舎がなかった時代からBOT議長を務められて来られたアブルナガ議長は、E-JUSTのこの大きな成長を、わが子のことのように嬉しい、と口にしていました。

メインキャンパスも完成し、規模拡大期に入ったE-JUSTの今後の指針となる中期戦略計画が、開学以来初めて策定され承認されました。次は、その戦略に基づいて、実施計画を立て実行に移していくことが求められています。

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E-JUSTキャンパス会場(前方から)

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E-JUSTキャンパス会場(後方から)

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E-JUSTキャンパス会場での記念撮影

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JICA井本理事よりE-JUSTゴハリ学長へのJICA理事長賞授与

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会場に向けて日本から質問をする理事会委員