TICAD7留学生の快挙

2022年6月7日

国際学術会議(International Science Council =ISC)のテーマ別機関の1つである太陽地球物理学科学委員会(Scientific Committee on Solar-Terrestrial Physics=SCOSTEP)が実施しているSCOSTEP Visiting Scholarプログラムに、E-JUSTへの留学生が選ばれました。ウガンダ出身のウェレン・ルクンドさんとケニア出身のオウィノ・オモンディさんです。二人はともにTICAD7奨学生としてE-JUSTの基礎・応用理学部へ入学し、アイマン・マフルース教授の指導の下、宇宙環境分野の研究に取り組んでいます。

TICAD7奨学金は、アフリカにおける科学技術人材を育成し、将来の科学技術ネットワークの構築に貢献することを目的として、2020年秋学期から向こう3年間でアフリカ諸国からの留学生合計約150人をE-JUSTの工学系大学院に受け入れる、日本とエジプト両国政府の共同プログラムです。2人はこのプログラムの第一期生で、2023年春に修了予定です。

SCOSTEP Visiting Scholarプログラムは、発展途上国の大学院生や若手研究者に日本や欧米などの研究機関に1-3か月間滞在して国際共同研究を進める機会を与えることにより、研究者の人材育成を図るものです。学生の応募者には博士課程大学院生が多い中、修士課程大学院生のルクンドさんとオモンディさんは見事に栄冠を勝ち取りました。同プログラムのホスト機関である名古屋大学と九州大学でそれぞれの研究活動を行う予定です。2人の快挙は、留学生だけでなくE-JUSTのすべての学生の目標となり、勉学・研究意欲を高めることにつながると期待されています。

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ルクンドさん(左)とオモンディさん

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マフルース教授