オロメガ湖およびホコタル湖の地方湿地管理委員会の設立

2017年8月7日

本プロジェクトでは、オロメガ湖およびホコタル湖の適切な保全管理を推進するため、地方湿地管理委員会の設立に向け、カウンターパートが主体となり関係者との協議を進め、準備委員会の設立、関連制度の整備、理事の選出、ならびに内規作成を支援した。2017年3月27日、環境省大臣およびJICAエルサルバドル所長出席の下、委員会の理事による宣誓式を開催し、両湖の地方湿地管理委員会が設立された。
本プロジェクトの支援で2016年9月に発令された地方湿地管理委員会設立に関する大臣令 (Acuerdo No.361) に従い、両委員会は、自治体、住民社会組織、民間企業など多様な関係者から構成されている。また、各委員会は、多様な関係者の調整を効率的に進めるため、理事および特定の課題に取り組む小委員会からなり、理事には理事長、副理事長、秘書、および各小委員会のコーディネーターで構成される。理事らは2ヶ月毎に定期会合を開催し、地方湿地管理計画の実施・モニタリングに関して協議を行う。
両湖の委員会では内規が最終化され、同内規に沿って委員会の運営を開始した。今後、中央湿地管理委員会への情報提供や必要な支援申請、および地方湿地管理計画に関する協議を進める予定である。