「病院前救護基礎過程」の研修で使用する教材の見直しと進捗(成果1)

2019年1月15日

成果1は、病院前診療提供者に対する研修・継続教育過程の強化を目的としています。

「病院前診療に必要な知識を標準化するための計画実行」を担う技術チーム(注)では、新たに標準的な基礎課程の研修教材として、次の5つの研修教材1)参考書、2)講師用教材、3)受講者用教材、4)視聴覚資料、5)試験問題、を作成しています。

教材の基本教本となる参考書草案は、まず技術チーム全体で作成作業を行い、その後、技術チーム内に結成された最終化の責任を担うレビュー委員会で内容の精査を行いました。各病院前診療提供機関が協働して研修教材を作成するのは初めての試みでしたが、試行錯誤の結果、2018年11月末に参考書の最終草案が完成しました。

引き続き、技術チームにより講師用教材と視聴覚資料の草案が作成されており、これらの草案を基に、残る参加者用教材と試験問題の作成作業へ進みます。

全教材の草案完成後、講義方法や実習方法を確認し、研修教材をより実践的なものとして最終化する予定です。

(注)技術チームは、保健省に加えて救急医療を担う関係機関(病院前診療提供に携わっている保健連帯基金、赤十字社、緑十字社、救助部隊、国家文民警察、エルサルバドル消防局)で構成されています。

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