プロジェクト説明会の開催

2018年5月23日

本プロジェクトは、一年目のパイロットプロジェクト市となる6市の市長(1名は助役)をサンミゲル市のホテルに招待し、プロジェクト説明会を実施しました。プロジェクト説明会の参加者は、6市の市長(1名は助役)、日本人専門家3名のほかに、FISDL(地方開発社会投資基金)グラディス長官を始めとするカウンターパート、FISDL広報部及びISDEM(市開発機構)東部事務所代表など約30名でした。プロジェクトは、生活改善アプローチに基づいた東部地域地方能力強化プロジェクトをエルサルバドルにおいて実施する必要性を説明し、その後、コミュニティ開発計画及び市開発計画の作成を通じ、カウンターパート機関であるFISDLが2015年から2年間かけて構築した個人レベル、家族レベルにおける自助努力の精神がコミュニティレベル、市レベル、地域レベルにまで広がり、その過程で各レベルの人材能力強化が達成されることを説明しました。また、プロジェクト目標、具体的な活動内容などのプロジェクト概要を説明し、直近の活動スケジュールに関しても6市の市長に共有しました。すると、全市長のほうから各市議会への説明要請があり、6市における市議会へのプロジェクト説明会を6月第一週に実施すること、更にはプロジェクト発足式の日程もその場で決定しました。説明会の最後には、プロジェクトの主旨を理解した全市長からプロジェクトへの参加表明がありました。

FISDLのパイロットプロジェクトに参加した市長たちが生活改善の思想についてよく理解しているため、モノや資金を与えるプロジェクトではないということをFISDL長官が説明しても全く問題がありませんでした。プロジェクトは、コミュニティ開発計画作成マニュアルが完成次第、各市での研修会を進めていきます。

【画像】写真出典:Fondo de Inversión Social para el Desarrollo Local