プロジェクト開始式典の開催

2018年7月20日

本プロジェクトは、一年目のパイロットプロジェクト市となる6市の市長を始め、樋口和喜在エルサルバドル特命全権大使、藤城一雄JICAエルサルバドル事務所長、FISDL(地方開発社会投資基金)グラディス長官を始めとするカウンターパート、FISDL広報部及びISDEM(市開発機構)東部事務所代表、東部で活動する主要な機関の責任者など総勢約80名を東部地域のサンミゲル市のホテルに招待し、プロジェクト開始式典を実施しました。この開始式典は、東部地域で活動する様々なアクターにこれから始まるPASOプロジェクトを広く周知し、多くの人々に興味や関心を持ってもらい、参加表明をしているパイロット市との連携協力を促進するために行いました。更に、5月に実施したホンジュラスFOCALプロジェクトの視察の際において活動報告をして頂いたヤマランギラ市ロレンソ・ベハラノ市長を迎え、FOCALプロジェクトにおける活動事例を発表して頂きました。参加者、特にパイロット市の市長は、ホンジェラスFOCALプロジェクトの取り組みに高い関心を示していました。

プロジェクトのアクションプラン発表

この開始式典では、まずカウンターパートのカルロス・ロベルトFISDL社会開発課開発コーディネーターが、生活改善アプローチに基づいた社会開発の重要性、プロジェクトが掲げる目標、プロジェクトが目指す成果及びパイロット市で行う具体的な活動等について発表しました。

【画像】PASOプロジェクトのアクションプラン発表により、参加者の理解が促進されました。今後の連携及び協力が期待されます。写真出典:Fondo de Inversión Social para el Desarrollo Local

ホンジュラス、ヤマランギラ市ロレンソ・ベハラノ市長の活動発表

ホンジェラス、ヤマランギラ市ロレンソ・ベハラノ市長には、FOCALプロジェクトで行った、生活改善の思想を取り入れた社会開発活動に関する成功事例などを発表して頂きました。隣国の市長が成果を出していることに参加していたパイロット市の市長も非常に刺激され、PASOプロジェクトを前進させる士気が高まりました。

【画像】ロレンソ市長には、地域の人々と市が協働する開発アジェンダ作成の重要性を、自身の経験を基に説明して頂きました。写真出典:Fondo de Inversión Social para el Desarrollo Local

パイロット市市長挨拶及び参加署名式

パイロット市の中で唯一の女性市長であるグロリア・バラオナ市長からは、6市の市長を代表し、プロジェクトへの参加表明に関する挨拶を頂きました。

【画像】グロリア市長より、「新しく就任したばかりだが、プロジェクトに貢献していきたい」と意欲的な挨拶を頂きました。写真出典:Fondo de Inversión Social para el Desarrollo Local

【画像】参加署名を行うグロリア市長(トローラ市)、FISDL長官、藤城JICAエルサルバドル事務所長

プロジェクトロゴデザイン優秀賞の発表

ロゴ作成に当たり、全国のFISDL生活改善普及員からデザインを公募しました。その結果最終選定に残った優秀者及び最優秀者の発表を行いました。

【画像】ロゴデザイン最優秀者と2名の優秀者にプロジェクトから記念品が贈呈されました。写真出典:Fondo de Inversión Social para el Desarrollo Local

プロジェクト開始式典後の活動

この開始式典の後は、パイロット市にて活動する社会開発普及員の選定、集落開発手引書を用いた研修会の実施等を行い、いよいよPASOプロジェクトの研修を受けた市の社会開発普及員と集落住民らの協働による集落開発計画を作成する段階に入ります。