広域在外研修が終了

2008年5月8日

写真ホンジュラスにて5月3日まで1週間、広域在外研修が開催されました。3回目にあたる今回の研修では、コアグループの教材開発能力と研修能力を強化すること、各国の学習内容を比較、議論し経験を共有することを目的として、ワークショップ形式でカリキュラム分析を実施しました。またグループに分かれ、授業案を作成し授業を実践、その後議論を行うという、授業研究や教材研究のあり方を体得する機会を得ました。

写真:各国メンバーの混成グループによるカリキュラム作り。専門家も一緒に議論

写真写真今回の研修はカウンターパートから特に高い満足度を得るものとなりました。その理由はいくつかありますが、特に、ディスカッションを行う5つのグループを各国参加者の混合としたことが挙げられます。それによって、各参加者が自国のカリキュラムを相対化し他国のメンバーの意見を聞きながら、子どもたちにとって最も適切な指導順序はどうあるべきか、という観点で議論を積むことができました。

写真左:山本先生による公開授業。
写真右:各グループで作成された系統表は全体で議論されたり山本先生のコメントを受ける。

この研修実施にあたっては、筑波大学附属小学校の山本良和教諭が広域短期専門家として派遣されました。先生からは公開授業とともに、上記のディスカッションへのコメントが行われました。山本先生は一昨年エルサルバドルでカウンターパートを指導されているので、「その後」の彼らを見る機会ともなったようです。

写真前回のプロジェクトニュースでお伝えしたとおり、カウンターパートはこの研修の前に、宿題として授業案を作成していました。各メンバーが持ち寄った授業案はグループで討議され、ある程度グループの合意として出来上がりました。誰の授業案が主に採用され、誰が授業者となるのかといった結果の部分だけでなく、それをも含めて皆で議論し決めていくという一連のプロセスとして授業研究を捉えるきっかけとなったことは、ひとつの成果であったと思います。

写真:研究授業の1こま。ニカラグアのカウンターパートが掛け算の導入授業を実施。

第3回広域在外研修の模様は「ニカラグア 初等算数指導力向上プロジェクト」でも紹介されています。
併せてご覧下さい。