カイゼン体験ワークショップ開催

2010年8月25日

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グループで行ったカイゼン内容を発表する参加者

2010年8月23日から27日に、二日間ずつ二回に分けて「カイゼン体験ワークショップ」を実施しました。このワークショップには、現在パイロット・プロジェクト対象企業としてカイゼンの診断・指導を受けている30社から、生産現場マネージャーなどが参加しました。参加者は、講師の指導のもと、グループに分かれて延長コードの組立作業を例に、(1)既存の作業手順の分析、(2)ムダの発見と改善策の検討、(3)改善策の実行と効果検証、(4)新しい作業手順の作成、というカイゼンのサイクルを実行し、自分たちのチームが行ったカイゼンを発表しました。各チームは素晴らしい独創性を持って様々なカイゼン策を実行し、エチオピアの人々の中に、カイゼン活動に対する高い可能性がある事を感じさせる結果となりました。各参加者はこのカイゼン体験を各社に持ち帰り、考え方や手法を広めるよう要請されました。伝統的企業経営の殻を破って作業標準なども従業員参加で作っていく自己学習・自己変革のカイゼン組織文化を、企業へ根付かせる担い手になることが期待されます。