【Ethio-SHEP】プロジェクト活動の説明会およびベースライン調査を実施しました

2019年7月31日

エチオピアSHEPでは、3年次の新規サイト(8か所)の対象農家グループに対してプロジェクト活動の説明会(Sensitizationワークショップ)の開催やベースライン調査を実施しました。
説明会の中では、6月のToTに参加した県、郡などのエキスパートが中心になってSHEPのコンセプト、実施方法、活動内容などについて説明してもらいます。また、近隣エリアで実施した2年次農家グループの代表者に参加してもらい、SHEP活動でどのような変化があったのか語ってもらいます。ある農家は、SHEP活動により、リンケージフォーラムで知り合った種子ジャガイモ生産組合から、グループで共同購入したこと、また、リンケージフォーラムで知り合った業者に、高値で青唐辛子が売れたこと、SHEPの技術研修で学んだことを実際に実践したことにより、生産量が増えたことなどの経験談が話されました。また、今年から説明会の場にジェンダーTOTに参加した郡ジェンダー担当官も参加し、SHEP活動を進めるうえで、女性のエンパワーメント、そしてビジネスとしての農業を進めるうえで、いかに夫婦の協働が大事かを、事例を挙げて話してもらいました。

ベースライン調査では、「これまで収入と支出についてきちんと計算したことがなかった為、実際に自分が儲かったのか、コストがどの程度かかっていたのかもわからなかった、記録を取らなければダメだ。」、「灌漑施設ができたばかりで、これから乾季にも農業生産ができることになったので、SHEPの活動を通じて収入を向上させたい」といった声が農家から聞こえてきました。

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プロジェクト説明会の様子(アムハラ州アウイ県)

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ベースライン調査の様子(ジンマ県、オロミア州)

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ジェンダー普及員によるジェンダーエンパワメントの説明(ウエストゴッジャム県、アムハラ州)

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ジェンダー普及員によるジェンダーエンパワメントの説明(アルシ県、オロミア州)