【Ethio-SHEP】エチオピアSHEPのマーケットリンケージフォーラムが開催されました!

2019年9月26日

Ethio-SHEPでは、プロジェクト開始後3年目となり、3年次のマーケットリンケージフォーラムをアムハラ州とオロミア州で開催しました。このフォーラムでは、プロジェクト対象農家グループとマーケット関係者(種や肥料、農機具や資材を売る民間企業、卸売り業者、小売業者等)、加工業者、マイクロファイナンス企業、大学、協同組合、関係する行政機関などを招待して行われました。対象農家グループは技術的な情報を農業資材業者等から得ることができますし、卸売り業者などのトレーダーと直接つながることができます。

このマーケットリンケージフォーラムには2つの目的があります。
(1)農家が園芸農業のビジネスチャンスがあることに気が付くこと
(2)フォーラムを通じて様々な関係者と園芸栽培のビジネスリンケージができること

ある農家グループ代表者は、昨年のマーケットリンケージフォーラムからの出来事を今年の参加者全員と共有しました。
「これまで質の高いジャガイモの種芋を入手する事に苦労していたが、このフォーラムに参加して種を供給する会社と知り合えた。昨年のフォーラムに参加して以降は、他のグループメンバーとも相談して種イモを彼らから購入することにした。なぜなら、質の高い種芋から育ったジャガイモは質が高く、高く売れるからだ。また、我々はバイヤーとの関係性を向上させるために、ジャガイモをサイズごとに分けたり、他の農家よりも少し大きめなサイズの袋にいれて出荷したりしました。このフォーラムに参加できて良かったです。」

ある農業資材会社のビジネスマンは、このように述べていました。
「このフォーラムは我々の商品やサービスの営業に役立っており、様々な関係者や農家に直接コンタクト先を交換できるのでとても良い。また、フォーラムでは野菜などの種や肥料の大きな需要があることが理解でき、とてもうれしく思っている。また、我々が提供しているいくつかの種が私が予測したようなパフォーマンスではなかったということを今日は農家から学びました。また、農家が種を購入したと思っていることが分かったことも良い収穫でした。」

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農業加工業者による会社説明の様子(オロミア州アルシ県)

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アムハラ州の対象農家グループの代表とトレーダーの情報交換

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アムハラ州の対象農家グループの代表とトレーダーの情報交換

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トレーダーと農家がディスカッションをしている様子(アムハラ州)

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農家が自分の経験の共有をしている様子(オロミア州ジンマ県)