第2回PacCERTワーキンググループ会議

2010年2月12日

2010年2月11日から12日

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会議中の様子

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会議出席者グループフォト

コンピュータ緊急対応チーム(CERT)とは、インターネットを介した不正アクセスに関する情報を収集・分析し、公開する組織です。第1回PacCERTワーキンググループ会議は、国際電気通信連合(ITU)およびオーストラリア政府の支援のもと、2009年11月にフィジー国ナンディで開催され、情報セキュリティ分野における脅威が増加する現況において、大洋州地域におけるCERT設立の必要性が確認されました。大洋州地域の国々の事情をふまえ、それぞれの国にナショナルCERTを設立するのではなく、大洋州地域全体をカバーするリージョナルCERTとして位置づけることが決定しました。

第2回ワーキンググループ会議は、USPにて開催され、ITU、AusCERT、JPCERT/CC、IMPACT(International Multilateral Partnership against Cyber Threats)、太平洋諸国電気通信協会(PITA)、太平洋共同体(SPC)、そしてツバル、クック諸島の代表者が出席しました。本会議では、主にビジネスプランにつき協議されました。USPよりJapan-Pacific ICTセンター内にPacCERTを設立することが表明され、本技術協力プロジェクトはCERTの立ち上げにおける技術的支援を提供する予定です。

今後関係者間で協議を重ね、ビジネスプランを精緻化し、組織の持続可能性を確かにしていきます。またPacCERT設立につき、大洋州各国政府の承認を得る予定です。