2010年7月5日
USPは、南太平洋地域における最大規模のICTインフラを構築し、運用管理している組織の1つです。ネットワークモニタリング、システムモニタリングを24時間体制で実施しているものの、監視管理システムは一元化されておらず、効率化とITILの概念に則った集約化が必要とされており、これがひいてはITサービスデリバリ品質の向上につながっていきます。本プロジェクトでは、Japan-Pacific ICTセンター内にUSP ネットワーク監視センター(Network Operation Centre: NOC)を設立することを支援しており、監視技術および運用管理の観点から総合的なアドバイスを提供していきます。
Japan-Pacific ICTセンターの正式オープンを前に、本プロジェクトから必要機材の提供を実施し、機材の設置を完了しました。当面は、主に衛星通信ネットワークシステムであるUSPNet経由の遠隔授業配信の品質モニタリングに利用されますが、ITIL概念の組織への導入と並行して本NOCの構築を実施し、ICTインフラの運用管理の強化を進めていきます。
機材設置が完了したUSPネットワーク監視センター