2010年12月17日
本プロジェクトで支援するNOC(ネットワークオペレーティングセンター)設立のためにカウンターパートに必要となる実践的なスキルと知識を習得してもらうことを目的に、USPのITS(情報技術サービス部)からカウンターパートエンジニアであるサンジート・シャルマとエドウィン・プラサッドの2名を研修員として日本に派遣しました。NOC設立を支援する倉知短期専門家が研修プログラムのアレンジと実施を担当しました。
2011年12月2日〜16日にわたる約2週間の研修プログラムは、NOCで利用される予定のNagiosというオープンソースネットワーク管理システムおよび情報セキュリティの集中トレーニングと、日本でNagiosを利用したシステムを扱っている企業訪問、データセンター等の関連施設視察、そして日本の大学のネットワーク監視センターの視察で構成されました。
2名の研修員は、NOCが南太平洋大学へのITIL国際標準フレームワークを導入するにあたり戦略的に重要な位置付けであることを良く理解し、またプラグインの開発などNagiosシステムの技術的実践スキルを習得しました。今後の活動に自信をもつことができたようで、研修の効果は大きかったと評価しています。NOCの設立は、2011年前半より本格的に開始していく予定です。
研修セミナー中の様子
セミナー後のグループフォト(富士通SSL殿にて)