2011年6月15日
本プロジェクトでは、USPにおけるITサービスおよびITサポートの向上が、大学のICT遠隔教育環境の改善に強く関連しているという観点から、大学へのITILフレームワークの導入を支援しています。ITILフレームワークの組織への導入には、ステークホルダーのITILに関する理解を深めてもらうことが欠かせないため、昨年度のシニアエンジニア向けのITILセミナーに引き続き、2011年6月14日と15日にわたり、USP本校キャンパスの全IT関連スタッフ向けのセミナーを実施しました。
しかしながら、単にITILについて学んでもらう形では、ITスタッフのITILに対するモチベーションも向上しないと判断し、ITIL v3 FoundationというグローバルIT資格取得に向けたセミナーとして実施をしました。ITILはITサービスとサポート提供の分野において、既に世界的な「共通言語」となっており、この資格を取得することは、ITスタッフのキャリアアップにもつながります。また当然ながら、ITIL資格を取得するには、ITILに関する全般的な理解が必要となります。ITIL資格を取得するための世界共通の受験は、USPにある公認テストセンターにおいて受験可能であり、試験合格者にはUSPから受験料を払い戻す制度もあります。
USPの情報システム担当部署であるITSのスタッフは全員受講必須とし、他セクションのIT関連スタッフにも受講を推奨しました。55名のスタッフが本セミナーを受講し、78%の参加者がセミナーに満足したと回答、82%の参加者がセミナーで習得した知識を業務に役立てることができると回答しました。全参加者のうち44名がこのセミナーの後、実際にITIL v3 Foundation資格試験にチャレンジすると回答しました。
セミナー講義をする太田短期専門家