2011年6月21日
USPとフィジー政府および本プロジェクトの共同イニシアティブで開催する大洋州地域初のICT EXPOが2011年7月20日〜23日に4日間にわたり、Japan-Pacific ICTセンターにて開催されます。昨日6月20日にエキスポのラウンチイベントが、スバ市内のホテルにて行われました。
フィジー国のバイニマラマ首相およびカイユン司法長官兼通信大臣が主賓として招かれました。首相はスピーチにて、ICTが市民生活の向上に重要な役割を果たすこと、教育、保健、ガバナンスと産業におけるサービス提供において決定的に重要な意味を持つことを強調しました。首相は、このICT EXPOがフィジー政府、USPそしてJICAが共同で開催されることが意義深いことであると語り、このエキスポにJICA専門家が参加することに言及し、特にサイバーセキュリティやビジネスインキュベーションの分野においてJICA専門家の知見を共有されることは非常に有益であると述べました。また大洋州全域に裨益するJapan-Pacific ICTセンターを設立した日本政府に対し、感謝の念を表しました。
USPのチャンドラ副学長は、USPの特徴である地域性の観点から、ICTは大学にとって必然的に重要なものであり、Japan-Pacific ICTセンターは大学のICT発展と機能を充実し、ICTにおけるより高度な教育やトレーニング、研究や国際ネットワークの提供可能性を広げるものであると述べ、ICT EXPOは大学にとっても、ICTの恩恵を人々に理解してもらうという意味で重要なイニシアティブであると語りました。
ICT EXPOは、「教育におけるICT、ビジネスにおけるICT、皆のためのICT」というテーマのもと、地域の教育関係者と学生、ICT産業界、ICTに関心のある一般市民を対象にしたイベントとなる予定です。
スピーチをするバイニマラマ首相