2011年7月11日
シスコシステムズ社とJICAは共同で、JICAがICT分野で技術協力しているカウンターパートを対象に、1)ネットワーク技術に関する追加的な最新情報の提供 2)学習意欲を持続 3)技術の更新を図ることを目的に、遠隔セミナーを実施しています。すでに、2010年9月、2011年2月にラオスの技術協力プロジェクト向けに遠隔セミナーを実施しており、今回から本プロジェクトも参加するアレンジをしました。
USPはCisco Networking Academyというネットワーク技術者を目指す学生や、現役のネットワーク技術者を対象にした講座を提供しており、また大洋州地域は、このような最新の技術潮流を提供するトレーニング機会が限られているという背景もあり、USPのITS(情報技術サービス部)の技術スタッフやコンピュータ学科の講師たち、そしてIT産業界のエンジニアも最新のネットワーク技術事情を学びたいという意欲が高く、カウンターパートに限定せず、日頃プロジェクトに関係するエンジニアも対象に参加を呼びかけました。
今回の遠隔セミナーは「A Latest Data Center Solution Case with Cloud Technology-Borderless Networks by Cisco」および「Into the“Cloud” Secure and Wirelessly」という2つのセッションで構成され、それぞれシスコシステムズ社の木下剛専務執行役員とリチャード・リー氏により講演いただきました。フィジー会場では合計21名が参加し、参加者全員熱心に講演に聞き入りました。
アンケートの結果、75%以上の参加者が、この遠隔セミナーのトピックが業務に関連し、新たな知識を習得できたと回答しました。引き続きこのような形でのセミナーの要望は高く、今後もJICA本部(JICA-Net)およびシスコシステムズ社のご支援ご協力のもと、積極的に参加をアレンジしていきたいと思います。
Cisco-JICA遠隔セミナー実施中の様子