SPICTEX2011(南太平洋地域ICTエキスポ2011)の開催

2011年7月23日

7月20日から23日の4日間にわたり、USP FSTE(科学技術環境学部)はフィジー政府及びJICAの後援のもと、南太平洋地域ICTエキスポ2011(SPICTEX2011)を主催し、ICT関係者から特に大きな反響がありました。このエキスポでは主要なトピックスとして、ICTの地域課題、ICTと教育、それにICTの地域産業界の3つを取り上げました。

本プロジェクトとしては次に述べる通り、それぞれの専門分野ごとに短期専門家がこのエキスポのタイミングの前後で現地活動中であり、トピック毎に講演やシンポジウムへ講演者として参加しました。今回の専門家の活躍により、Japan-Pacific ICTセンター運営の中の一つの重要イベントとして、プロジェクトは大きな一歩を踏み出すことにつながりました。

プラマニク短期専門家:

ICTの地域課題に関し、島嶼国における衛星通信の現状と課題について説明を行った後、アジア開発銀行と協調し実施中であるUSPNetの拡充としてKu-bandの地方展開の事例紹介をおこないました。

小宮山短期専門家:

サイバーセキュリティの認知度向上とPacCERTの目指すミッションの理解を狙って、JPCERTから小宮山専門家が日本で行っているCERT活動や具体的なフィッシング詐欺などの事例を通し分かりやすく紹介し、パネルディスカッションにも参加しました。

近松短期専門家:

産学連携の一環として、ビジネスインキュベーションのコンセプトと幾つかの事例紹介をおこない、パネルディスカッションにも参加しました。

高橋短期専門家:

南太平洋地区のニーズに合ったオープンソフトウェアのビジネスへの活用事例の紹介として、医療情報で使われるDICOMや最近使われて来ているGNUに関して講演をおこないました。

ICTエキスポにおいては、このような講演やシンポジウムのみならず、高校生を対象にした地域対抗のクイズ大会や地域ロボットコンテスト、小学生から高校生までを対象にしたICT絵画コンテストやエッセイコンテストなど、様々なイベントも実施し、多くの人々が参加しました。現地のメディアにも毎日大きく取り上げられ、このイベントを通じて、地域の人々のICTに対する意識を喚起するという目的は達成できたと思います。

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サイバーセキュリティ基調講演をする小宮山短期専門家

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インキュベーションパネルディスカッションにて近松短期専門家

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オープンソースにつき講演中の高橋短期専門家

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小学生を対象としたICT絵画コンテスト(投票)

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高校対抗ロボコンの模様

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衛星通信で各国を接続してのエッセイコンテスト結果発表(中高生対象)