PiRRC(太平洋諸国ICTリソースセンター)のオープン

2011年11月10日

2011年11月10日に、Pacific ICT Regulatory Resource Centre(PiRRC)がJapan-Pacific ICTセンターの4階にオープンしました。PiRRCは、世界銀行の出資によって設立され、フィジーを拠点に太平洋諸国のICTおよびテレコミュニケーション分野の改革に必要となる情報を提供する機関です。ICTおよびテレコミュニケーション分野の各種レポートや統計情報などにくわえ、大洋州地域の加盟国の政府や政策立案者達への技術支援を提供します。

PiRRCオフィスは、フィジー政府通信省事務次官のエリザベス・パウエル氏によって、テープカットされ、正式オープンしました。パウエル氏は、PiRRCが地域ICTのキャパシティビルディングにおいて重要な役割を果たすであろうこと、PiRRCが大洋州地域で実施する研修や彼らがもつツールやノウハウは、加盟国にとって大変有益であることを述べました。さらに、「Japan-Pacific ICTセンターを拠点とすることは、すべての太平洋諸国にとって利便性があり、PiRRCが大洋州諸国の要望に迅速に支援対応することができる」とICTセンターにオフィスを構えるメリットを強調しました。

PiRRCディレクターのムハンマド・アスラム・ハイアット氏も、大洋州地域のICTセクターの発展に向かって、PiRRCが大変重要な役割を果たしていくことを強調し、PiRRCがJapan-Pacific ICTセンターを拠点とすることは、海で阻まれた広大な地域にサービスを展開していく事業にとって利便性が高いと述べました。

こうした機関が、Japan-Pacific ICTセンターに入居することにより、このセンターがICT教育に限定しない、大洋州地域のICTサービス拠点としての地位を築いていきます。

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PiRRCオープンセレモニー