ITS-SMT(幹部チーム)フォーラムの開催

2012年4月27日

USPのIT管轄部門であり、本プロジェクトと協同する部門であるITサービス部(ITS)に関わる重要課題をUSPの経営幹部チームを交えて協議し、解決しようという試みで本フォーラムが開催されました。USP副学長チャンドラ教授が議長となり、USPの今後の戦略を踏まえて、どのようにITサービスを改善していくかにつき、議論が交わされました。多くのアジェンダが、本プロジェクトと関連することから、JICA側からは村上信也長期専門家が出席しました。ITILや組織構造変更など本プロジェクトが支援する課題も議論される予定でしたが、同じく本プロジェクトが支援するUSPNetや遠隔教育ビデオ会議ツールであるREACTにおける議論で予定時間となり、ITILや組織構造変更については次回のフォーラムへと持ち越しとなりました。

本フォーラムにおいて、USPが利用する遠隔教育ビデオ会議ツールであるREACTの不具合が続き、リモートキャンパスとのスムーズな授業や会議の実施が妨げられるケースが増えていることから、副学長および副学長補より、抜本的な解決に向け、本プロジェクトに支援の要請がなされました。いかに遠隔教育ネットワークインフラであるUSPNetがアップグレードされようとも、その上で実行されるアプリケーションであるREACTに問題が発生するならば、遠隔教育の質の向上には結びつきません。この要請の重要度をしっかりと受け止め、本プロジェクトしてはJICA専門家の支援による課題解決を検討していきます。