JENESYSプログラム 学生のプロジェクトサイト訪問

2012年4月30日

ASEAN事務局が主催するJENESYS(Japan-East Asia Network of Exchange for Students and Youths)プログラムにより派遣された5名の日本人学生達が、本プロジェクトサイトを訪問しました。太平洋島嶼国への派遣は今回が初めてとのことで、約10日間の現地日程の間に、「援助の現場について学ぶことにより、国際社会における日本の役割を理解し、日本の途上国支援の将来を考える」ことを目的に、南太平洋大学を訪問しました。

大学図書館にある太平洋地域に関する文献を収集しているPacific Collectionの見学を皮切りに、日本の無償資金協力で設立されたJapan-Pacific ICTセンター施設を視察、なぜ日本が南太平洋地域の高等遠隔教育を支援しているのか、背景を説明するとともに、実際のプロジェクト活動につき簡単に紹介しました。

その地理的隔絶性のために、高等教育を受ける機会が限られていた南太平洋地域の青年達が、日本のICT技術支援によってより良質な授業をリアルタイムに受講できるようになったこと、そして、さらに離島地域に住む青年達にも高等教育を受ける機会が拡大され、この地域の将来を担う人材の育成という重要な課題の解決に日本の援助が貢献していることを理解してもらいました。