ITIL ワークショップの開催

2012年6月1日

ITS(情報技術サービス部)のキーメンバーが参加する、ITILワークショップがJapan-Pacific ICTセンターにて開催され、本プロジェクトから倉知良紀短期専門家、福島和良チーフアドバイザー、村上信也長期専門家が出席しました。

まず、倉知短期専門家より、4月下旬に開催されたITS/SMTフォーラムで要請された遠隔教育ビデオ会議ツールREACTの問題についての調査/対応結果の報告が行われました。倉知専門家とカウンターパートによる調査分析の結果、REACTに関して発生する問題の多くは、LANスイッチの不具合といった技術的要因はあったものの、人的要因によるものがほとんどであることが判明しました。倉知専門家は、利用者に対する適切なトレーニングと、今回行ったようなITS部門間の情報共有強化とチームプレイが強く推奨されました。

その後1) サービスデスクの最適化、2) ワークフローの標準化とサービスデスクの活用(ナレッジベース)、3) インシデントハンドリングプロセス、4) ITSの組織文化とチームワークの改善、という4つの重要トピックにつき、4つのグループに分かれてアイデアを出しあい、プレゼンテーションを行い必要なアクションを全員で議論しました。

出された必要なアクションをマトリックス分析し、インパクトが高く、実施難易度が低いものから順次実施し、ITSのサービス・サポートデリバリを改善していくことに決まりました。参加者達も自分達の業務の改善に直接関係するものであることから、積極的にアイデアを出しあい、実のあるワークショップとなりました。

【画像】NOCにてREACTトラブルに対応中の倉知短期専門家とカウンターパート達

【画像】ITSワークショップの様子