第四回合同調整委員会の開催(終了時評価調査報告ミニッツ署名式)

2012年8月16日

3年間の本プロジェクトも残り半年となり、終盤を迎えています。JICA本部代表者および外部評価分析コンサルタントで構成された終了時評価調査団が8月2日から8月16日の約2週間にわたりUSPを訪問し、現地にてフィジー教育省およびUSPプロジェクト外部者をメンバーに加えた合同評価委員会を組織、プロジェクト終了に向けたプロジェクトアウトプット実績、実施プロセスの検証およびDAC評価5項目(妥当性、有効性、効率性、インパクト、自立発展性)の観点から評価が実施されました。8月6日から10日にわたって実施されたトンガキャンパスおよび離島学習センターにおける評価調査もこの終了時評価調査の一環です。

評価の最終日である8月16日には、第4回合同調整委員会会議(JCC)が開催されました。フィジー教育省、在フィジー日本大使館、JICAフィジー事務所からそれぞれ代表者が参加し、終了時合同評価調査結果の発表が行われ、USP、フィジー教育省、JICA調査団によるミニッツへの署名が行われました。

評価調査の結果、日本側・USP側ともに人的/物的導入は適切かつ効果的に実施され、PDMに規定されたアウトプット指標も既に達成しているもの、そしてプロジェクト完了までに達成する可能性が高いものが殆どであり、プロジェクト完了前にすべての指標が達成される可能性は高いと判断され、プロジェクト目標は達成できると考えられるとの評価、さらに5項目評価においては、妥当性は非常に高く、有効性も高い、効率性は適切であり、既にポジティブなインパクトが発現しており、かつ自立発展性も高いという評価をいただきました。

また、プロジェクトの終了までに、1)ICTセンタービジネスプランの策定、2)残り3箇所のKu-band設置の完了、3)エンドライン調査、を実施するべきという3点の提言が提示されました。今後プロジェクトはこの提言を留意し、終了に向け活動を進めていきます。残り半年間のプロジェクト期間に、最大限の成果が発現されるよう、引き続き気を緩めず着実に活動を実施していきます。

【画像】第4回合同調整委員会(JCC)の様子

【画像】終了時評価調査ミニッツ署名式

【画像】第4回合同調整委員会(JCC)グループフォト