バヌアツ水産局を訪問

2022年10月3日

プロジェクト専門家は、2022年8月29日から9月3日にかけ、バヌアツを訪問しました。現在、本プロジェクトは、フィジー水産省および同国の水産関係者のSDG14達成に向けた能力向上を行うために、様々な活動を実施しています。さらに、来年度には、プロジェクトのフィールドをフィジーのみならず、バヌアツおよびパラオを主とした他の太平洋島嶼国にも広げ、各国の強みを活かし、それぞれの能力を向上しあう「南南協力」を展開していく予定です。今回は、現行のJICA「豊かな前浜プロジェクトフェーズ3」の対象国であるバヌアツを訪問し、豊かな前浜プロジェクトとのSDG14プロジェクトとのコラボレーションの可能性を探るとともに、バヌアツ水産局が抱える問題点を探し、来年以降SDG14プロジェクトで展開する南南協力のための研修に対するニーズ調査を行ってきました。

訪問先は、バヌアツ水産局、JICA「豊かな前浜プロジェクトフェーズ3」サイト、ティラピア養殖場、ナマコ水揚げ場・加工の現場や魚市場など多岐にわたります。バヌアツ水産局からは、本SDG14プロジェクトへの参画が表明され、今後はRD締結に向けた協議に移っていきます。今後は、バヌアツのほかに、パラオの訪問も行い、同様の調査を行う予定です。また、バヌアツ水産局職員も、来年以降、フィジーを訪問する機会を設け、SDG14達成に向けた能力向上に取り組んでいきます。

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Tamahu Natai魚市場(Port Vila市内)

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タガベの養殖施設訪問(ティラピアを養殖)

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タカラの海洋保護区について説明するバヌアツ水産局Sompert副局長

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タカラ村のコミュニティメンバーとのディスカッション

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ナマコの水揚げ場も視察

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ナマコ加工場も視察

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バヌアツ水産局でのSDG14プロジェクトの概要説明と意見交換

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マンガリリウのコミュニティハッチェリー視察