ガイドラインの完成と今後の展開

2018年12月31日

3年間の活動の集大成であるガイドラインが完成し、関係者への説明のため、12月11日、アクラにてテクニカルセミナーが開催されました。セミナーには、道路省副大臣ならびに事務次官、地方道路局長などが参列し、テレビや新聞などの報道機関にガイドラインの完成を報告しました。建設副大臣からは、LBT(人力施工)による瀝青舗装の技術的な基盤が確立されたことにより、特に地方部において、就業者数の増加と地域経済の発展が期待されることが説明されました。

同日、続いて合同調整委員会(JCC)が開かれ、ガイドラインの完成を踏まえた今後の展開について議論が行われました。その結果、

1)試験施工を行った道路の継続的な劣化状況の観測とライフサイクルコストの最適化
2)KTC(Koforidua Training Centre)におけるガイドラインを踏まえた技術研修の実施
3)ガイドラインの定期的な更新
4)LBTの普及のための政策の導入

などが提案され、地方道路局(DFR)としてこれらの課題に取り組むことが表明されました。今後、ガーナ政府とともにDFRが上記の課題に着実に取り組むことで、完成したガイドラインが広くガーナのインフラ整備に貢献されることが強く期待されます。

(小川基樹/総括・地方道路整備)

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完成したガイドライン

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道路省副大臣および事務次官、地方道路局長とのプレス発表

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試験施工の現場訪問とカウンターパートによる関係者への説明