ガーナ母子手帳ドキュメンタリーフィルムの制作

2021年11月30日

プロジェクトでは、ガーナにおける母子手帳の開発と全国展開のための活動と成果を国内外のステークホルダーに共有するため、ドキュメンタリーフィルムを制作しています。
ガーナ国内のフィルム制作会社に委託して、プロジェクトがこれまで取り組んだ活動や、母子手帳を実際に活用した経験について、母親やヘルスワーカーにもインタビューを行い、母子手帳がいかに保健サービスの向上や母親の意識、行動の変化に影響をもたらしたか、生の声を集めました。

プロジェクトでは当初、現地視察なども行うことで、母子手帳が有効に活用されている模範的な医療現場を、広く国内外の関係者にも紹介したかったのですが、コロナの感染拡大による移動制限もあり、プロジェクト終了時までに視察を行うことができなくなりました。そのため、ドキュメンタリーフィルムを制作することになりました。ドキュメンタリーでは、母子手帳の作成や全国のヘルスワーカーを対象に実施した研修や実習の様子も収録しました。また、母子手帳プログラムを持続的に運営管理するための協議の様子についても紹介し、母子手帳の導入、普及を計画している国や地域にも役立つ情報を紹介しています。

プロジェクトメンバー一同、このフィルムに登場する方およびフィルムに収めることができなくとも、あらゆる局面において、ガーナ母子手帳を活用して質の高い母子保健栄養サービスを提供することに協力くださった方々に深く御礼申し上げます。また撮影、制作において、ガーナ国内のフィルム制作会社のプロフェッショナルで真摯な取り組みには大いに感銘を受けました。

完成したドキュメンタリーフィルムは、プロジェクト最終経験共有得セミナーにて、ガーナ国内のステークホルダーや全16州の保健局チームにも配布される予定です。また、GHSではWEB上でもこのフィルムを共有し、広く母子手帳の成果を発信する予定です。

(注)完成した動画は以下をご覧ください。(外部サイト)(このコメントは2022年2月10日に追記されました。)

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母子手帳を使った栄養カウンセリングと母親を尊厳したケアの撮影

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母子手帳研修の撮影

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母子手帳研修の撮影

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母子手帳を活用したサービスが助産師の業務改善と母親のよりよい理解に役立ったことを説明する助産師