キチェ保健管区事務所へ医療機材供与を行いました

2019年11月30日

11月22日にプロジェクトの対象となっているキチェ保健事務所管轄の1次、2次医療施設へ医療機材の供与があり、その受渡式が行われました。大型機材として超音波診断装置3台、分娩監視装置10台、インファントウォーマー9台、そして53カ所の医療施設に対してコミュニティーで緊急時対応時に活用出来る医療キットを納めた救急バックが供与されました。その他、日常の妊婦健診に欠かせない胎児心拍確認に用いるドップラーや呼吸器感染症治療の薬を吸入するためのネブライザーなどを含め合計770個の医療機材も供与されました。キチェ保健管区事務所長より、遠隔地にある一次医療施設やコミュニティーにおいて妊産婦と新生児の抱える健康リスクが早期に発見され、対処することが可能になると感謝の言葉を頂きました。

今後はこれらの供与機材が有効に使われるようフォローアップを行う計画です。超音波診断装置については一昨年供与した3カ所の医療施設ではハイリスク妊婦の早期発見につながっており、供与以来妊婦の死亡例はありません。超音波診断方法の研修が行われ、積極的に診断を実施するという姿勢が成果を上げていると考えられます。今後は胎児の成長モニタリングがしっかり行われ妊婦の栄養指導も同時に行われることで、低出生体重児の割合の減少につながることが期待されています。

また、救急バックについても僻地での緊急事態に適切な対応が出来るよう、常備・携行を推進していきたいと考えています。現地では文化的背景から病院の受診を避ける場合があり、家族を説得している間に妊婦が死亡するケースや、交通事情の悪さから手遅れとなるケースが散見されています。妊婦の家から病院へ移送する間に、今回の救急バックが役立つことを期待しています。

なお、受渡式前日と当日には地元ケーブテレビ3局からの取材があり、式典の様子や機材、インタビューが放映されました。

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キチェ保健管区事務所での機材受渡式

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キチェ保健管区事務所での機材受渡式