プロジェクト最終セミナーの実施報告と作成教材の共有

2021年10月30日

2021年9月22日にプロジェクト最後のイベントである最終セミナーを実施しました。カウンターパート機関である保健省の関係者のみならず、開発パートナー(WFP、Jhpiego、Tula Salud、CARITASなど)を招待し、会場とオンラインとのハイブリッド開催で準備を進めていました。しかしながら、コロナ禍ということ、また8月9月は陽性者数が多かったこともあり、最終的には完全オンラインでの開催となりました。その半面、オンラインの長所を生かし、周辺国のJICA事務所や保健省なども招待し、ドミニカ共和国などからの参加を得ることができました。また、グアテマラ国内からも、到着に1日かかるような遠隔のプロジェクト対象地から、通信状況が悪い中ではありましたが、参加することが可能となりました。

セミナー冒頭では、Edwin Montúfarプライマリ・ヘルス・ケア次官がプロジェクト活動の好事例と教訓の優秀事例を提供した8名の保健医療従事者一人ひとりに呼びかけ、その貢献をたたえました。

セミナーでは、プロジェクトの成果を共有するとともに、成果の一部である研修や教育・啓発用の教材が紹介されました。また、プロジェクト作成教材の一つである日本の栄養改善に係る取り組みの動画教材を使用し、日本の栄養改善政策や施策の変遷や事例を紹介する講演が行われました。

セミナーの最後には、活動レベルのカウンターパートである保健管区事務所長から、プロジェクトによる支援への感謝が述べられるとともに、継続的な活動と教材の使用が約束されました。

なお、プロジェクトで作成された研修や教育・啓発用の教材は、資料集に掲載しています。ぜひご活用下さい。

【画像】

Edwin Montúfarプライマリ・ヘルス・ケア次官からのビデオメッセージ

【画像】最終セミナーの様子