教科書で取り扱う内容が決定しました!

2017年3月31日

2017年3月6日、現行国家カリキュラムに則り、教育省担当局が前期中等数学学習内容の見直し作業を概ね終了し、プロジェクトが開発する教科書で取り扱う内容がついに決定しました!これにより、本格的に教材作成を開始できることになりました。

3月12日、木根数学教育専門家がグアテマラに到着し、カウンターパートと各単元に必要な授業時間数の配当作業を行いました。日本と比較して、グアテマラの中学校3年間の数学の学習内容は過密です。学年ごとに学習内容の優先度を精査し、教科書で取り扱う内容の軽重についての共通認識を持ちました。また、カウンターパート学年別執筆チームが執筆した「関数」単元の教科書第1稿を木根専門家と協議し、改訂作業を行いました。さらに、グアテマラで難しいとされる「因数分解」についてのワークショップを実施し、木根専門家が日本の教科書を用いた「因数分解」の学習目的や教え方の紹介と、中学1年生から3年生までの学習内容の系統性の説明を行いました。ワークショップ終盤には、学年チームごとに「因数分解」に関連する指導計画を発表しました。

4月には「因数分解」を含む「算数・代数学」単元の教科書の執筆を予定しています。

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「関数」単元に関する大学チームとの協議

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「関数」単元に関する教育省チームとの協議

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「因数分解」ワークショップにおける大学チームの発表

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「因数分解」教科書執筆ワークショップ