ホンジュラスでは、2009年6月に発生した政変により各国からの援助の撤退、貿易の停滞等の影響が生じたが、2009年12月に民主的な選挙が実施され、翌年新政権が発足した。以降、ドナー諸国による新政権の承認、援助の再開に加え、2011年6月には米州機構(OAS)にも復帰し、現在政権は安定している。
現ロボ政権は、前政権までの方針を引き継ぎ、地方分権を通じた地域開発を重視している。ホンジュラスの地方分権化 は、1990年10月に施行された「地方自治体法」によって推進され、2004年には自治体(市)に社会開発事業の計画・実施・管理を委任する「プロジェクトサイクル地方委任事業(DOCP)」…