環境関連法令に関する研修会

2017年10月26日

ユスカラン市のパイロットコミュニティであるチャグイテ・スルの植林活動計画に基づき、10月26日に住民を対象とした環境関連法(森林法、水基本法及び環境基本法)の研修会を実施しました。講師は当プロジェクトのカウンターパートである環境省生物多様性局のフリオ・フォンセカ技官です。

森林法に関しては、森林の所有者区分(国有、市有及び私有)、水源林(Microcuenca)の設定、取水源の保全などについて、水基本法については、水は住民のための利用が優先されること、地下水は国が所有すること、国の調査に基づき使用料が決まること、法律に基づく詳細規則が策定予定であることなど、環境基本法に関しては、違法伐採や保護区域での火入れの禁止など違法行為とそれに対する処罰規定などを説明しました。

農村部で生活する人々にとって森林や水源の利用は非常に身近な事柄ですが、これまでにこのような研修の機会はほとんどなかったとのことで、参加者からは取水源の保全区域の確認などの質問や、法の実効性を期待したいとの発言がありました。

今後他のパイロットコミュニティでも同様の研修を実施予定です。

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