有機肥料に関する研修会

2017年12月18日

パイロットコミュニティより要望があり、活動計画の一部に位置付けられている有機肥料に関する研修会をユスカラン市ロス・ライネス(12月14日)、およびグイノペ市アラジャネス(12月18日)で実施しました。研修では、堆肥及びボカシ製造方法の講義の後、近くの圃場にて、それぞれを実際に製造しました。

堆肥は材料として土、石灰、バナナの葉、小豆の殻、マドレアード(Gliricidia sepium)の葉、おがくずを用いて、水を加えながら交互に重ね合わせ、ボカシはさらに糖蜜を加えて切り返しを行い、混ぜ合わせました。今後、数日おきに、水を加えながら切り返しを行うことで、通常、堆肥は3か月ほど、ボカシは1月ほどで利用可能となる見込みです。

有機肥料の利用は土づくりの基本であり、その効き目が現れるまでには時間を要しますが、環境汚染の原因となりうる化学肥料の使用を極力減らせるよう、有機肥料の普及を進めていきたいと考えています。

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座学の様子

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圃場での実習