はじめに

シャーガス病は、中南米ではマラリアについで深刻な熱帯病です。感染者は750万人以上の患者がいると推定され、心臓病等の慢性疾患を引き起こします。貧困層に多い、藁葺き屋根や土壁の家屋に生息する吸血性カメムシ(サシガメ)を通じて感染するため、「貧困層の疾病」と言われています。シャーガス病は、殺虫剤噴霧によるサシガメの駆除と、その後の住民参加型シャーガス病監視体制の確立により、感染の中断が可能なことから、JICAは保健省やWHOと協力して中米諸国の取り組みを支援しています。