カリマンタン島で2回目の試験栽培を開始しました

2017年8月22日

2017年8月22日に、プロジェクトサイトであるカリマンタン島のLIPIカティンガン植物園でソルガムの試験栽培を開始しました。2017年4月に種付けし8月に収穫を終えた初めての試験栽培に引き続いて、第2回目として実施するものです。国際共同研究をする上で必須となる生育条件を合わせるためソルガム種子、土壌、肥料をボゴールから同地まで運搬し、同試験栽培場の管理を行う現地コーディネーターに対してLIPI研究者から栽培、生育指導を行いました。

また、同島訪問出張の機会を捉えて、中部カリマンタン島環境局長、農水省技術開発局の2組織を訪問し、同島でもソルガム栽培の歴史や現状、同州自治体のソルガム栽培に対する関心について意見交換を行いました。昨今、同島各自治体でもソルガムへの関心は高まっており、農水省技術開発局では同施設内でのソルガム試験栽培を実施している様子を見学することができました。本プロジェクトの社会実装を果たすためにはコミュニティ、村落の協力が欠かせません。今後のプロジェクト発展のためにも、当地方の中核となる機関と定期的にコミュニケーションの機会を持ち、プロジェクトへの理解と協力を一層高めて参りたいと思います。

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合計30プロットでの整地作業

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LIPI研究者による施肥方法指導

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中部カリマンタン島環境局での意見交換

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農水省技術開発局内でのソルガム栽培