第二回Joint Coordination Committee(JCC:合同調整委員会)会議の開催

2018年5月14日

2018年5月14日に、インドネシア科学院(LIPI)ボゴール植物園内会議室にて、第二回Joint Coordination Committee(JCC:合同調整委員会)会議を開催した。

JCCは、相手国プロジェクト実施機関、監督省庁、JICA現地事務所の長などで構成されるプロジェクトにおける最上位の意思決定機関であり、JCC会議は同構成メンバーや主要関係者が一堂に集い、プロジェクトに関わる事項を協議・決定する会議である。

昨年5月に実施された第一回JCCに引き続き行われた今回の会議では、日本インドネシア双方で30名を超えるプロジェクト関係者が一堂に会し、プロジェクト活動実績の報告及び成果の達成度、今後予定している活動について共有を行った。

成果報告に際しては、プロジェクト研究に不可欠な主要機材の調達がプロジェクト開始から2年でほぼ完了したこと、LIPI研究者の短期及び長期来日研修を通してプロジェクト目標達成のために必要な技術移転が行われたことに対して、インドネシア側研究代表機関のプロジェクトディレクターであるLIPIボゴール植物園長Dr. Didik Widyatmoko, M. Scより感謝の言葉を得た。また、社会実装へ向けた民間企業協力の可能性を検討するとともに、2018年11月に予定されているプロジェクト中間評価及びそれに伴い実施する第3回SATREPSカンファレンス、第3回JCC会議の準備について集中的に議論した。

また、翌日からは各研究所の訪問し、プロジェクト目標を確実に達成するために詳細な個別研究協議を行った後、3回目のソルガム試験栽培を実施しているカリマンタン島LIPIカティンガン植物園を視察した。

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第二回JCC会議の様子

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カリマンタン島でのソルガム試験栽培地