メダンにおける国際シンポジウムでの講演

2018年10月18日

2018年10月18日から2日にかけて、スマトラ島北部メダンのHotel Grandhika Setiabudiにて、本プロジェクトの研究代表機関である京都大学生存圏研究所及びインドネシア科学院(LIPI)が共催した現地出前講義及び国際シンポジウムが開催された。今回の出前講義及びシンポジウムは、北スマトラ大学(Universitas Sumatera Utara:USU)が共催となり、同地で初めての開催が実現した。

日本側からは、本プロジェクト研究代表者である京都大学生存圏研究所の梅澤俊明教授によるプロジェクト全体活動紹介の後、小林准教授、坂本准教授、梅村准教授、宮本特定研究員が登壇し、プロジェクトに関連した学術領域について、インドネシア側の若手研究者及び学生に対し平易に解説を行った。講演後には、質疑応答を通じて現地研究者との意見交換が活発に行われ、大変好意的な反応を得た。

LIPIからは、次官Prof. Eny、バイオマテリアル研究所所長Prof. Sulaeman Yusufが、USUからは副学長Prof. Bustami Syam、京都大学生存圏研究所で博士号を取得された同大学研究所所長Prof. Erman Munirが出席し、同地域における今後の各機関の連携について前向きな言及がなされた。本国際シンポジウムは、スマトラ島北部地域で活躍する現地研究者に対して、本プロジェクトへの理解を深めて頂く非常に貴重な機会となった。

今後も定期的にこのような機会を設け、インドネシア側の若手研究者及び学生に対するキャパシティディベロップメントに努めるとともに、政府機関、民間、国内外の研究者を含めた多くの関係者に本プロジェクトについての理解を深めて頂き、様々な形でご協力頂く所存である。

また、本シンポジウムに先立ち、LIPIチビノン及びボゴール植物園の各研究所を訪問し、主要研究者とのプロジェクトミーティングを実施し、研究の進捗状況を確認するとともに、2018年11月に予定されるプロジェクト中間評価及び第3回SATREPSシンポジウム、第3回JCCミーティング開催に向けた準備状況を確認した。

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国際シンポジウム開会式の様子

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本プロジェクトについて発表する梅澤教授