ビジネスマッチングミーティングの開催

2019年4月4日

2019年4月4日に、インドネシア科学院(LIPI)科学技術活用・イノベーションセンター講堂にて、ビジネスマッチングミーティングを開催した。これは、将来の社会実装を念頭に、これまでの研究成果を民間産業界関係者に周知し、本プロジェクトへの協力者・企業を開拓することを目的とした初めての試みである。

「社会のためのバイオペレットの技術活用及び産業開発」をテーマにインドネシア鉱物資源省、LIPI研究者、民間企業3社の6名が登壇した。まず、インドネシア鉱物資源省より、国内エネルギー確保を支援するための再生可能エネルギーの見通し及び政策についての発表後、バイオペレット技術及びその活用、ソルガムの有効活用についてLIPI研究者が研究成果を発表し、最後に民間企業3社からバイオペレット用圧搾機の開発、ペレット製造機の導入事例、バイオペレットの市場開拓についてそれぞれ紹介された。バイオペレット製造及び活用に関心のある民間企業、同分野に関心のある研究者等、30社70名を超える出席者があり、熱心な意見交換が行われた。

日本側からは、本プロジェクト研究代表者である京都大学梅澤教授、小林准教授、梅村准教授、坂本准教授の4名が出席した。

開会の挨拶の中で、LIPI次官のProf. Dr. Enny Sudarmotowatiは、本プロジェクトにおける研究活動の社会に対する責任に言及するとともに、本プロジェクトが単なる研究に留まらず産業界へ貢献するため、今後も同様のミーティングを積極的に開催していくことを強調した。

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カンファレンス会場の様子

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ビジネスマッチング集合写真