京都でのプロジェクトミーティング開催

2019年5月21日

2019年5月21日に日尼双方のプロジェクト研究者によるプロジェクトミーティングを行った。同年4月4日にインドネシア・LIPIボゴール植物園で開催されたプロジェクトミーティングを受け、インドネシア研究代表機関であるインドネシア科学院(LIPI)側のプロジェクトリーダー、サブプロジェクトリーダー及び主要研究者6名を日本に招聘し、日本におけるプロジェクト活動の現状を把握するとともに、特にプロジェクト後半の成果の鍵となる社会経済性分析及びLCAについて集中的に討議するものである。

ミーティングでは、社会実装に向けたロードマップの実現に向けた方策ならびに技術経済性分析を進めるために必要なデータ取得の方法等について検討がなされた。

また、翌日には、京都大学の若手研究者や学生を対象とした第7回地球規模課題セミナーが実施され、同プロジェクトで現地に赴任しているJICA三谷業務調整専門家よりプロジェクトの実際の現場を通したインドネシア事情が紹介されるとともに、LIPI前長官Prof. Bambang Subiyantoが登壇し、「インドネシアにおける科学技術の将来の方向性」をテーマとした講演が行われた。その後、本プロジェクトのLCA分析に主体的な役割を果たすLIPI研究者Dr. Edi Iswanto Wilosoによる「インドネシアにおけるバイオマス生産のLCA分析とその活用」をテーマとした発表が行われた。

今回の試みを通して、インドネシアの文化や社会的側面を理解し、同国研究者とのコミュニケーションが一層円滑化することで、研究活動の一助となることが期待される。

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プロジェクトミーティングの様子

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第7回地球規模課題セミナー