プロジェクトミーティング開催

2019年7月2日

2019年7月2日に、インドネシア科学院(LIPI)ボゴール植物園にて、日尼双方のプロジェクト研究者によるプロジェクトミーティングを行った。日本側からは、研究機関代表者の京都大学生存圏研究所梅澤教授、小林准教授、梅村准教授及び宮本研究員が、インドネシア側からは、プロジェクトリーダーのProf. I Made Sudianaを始め、サブプロジェクトリーダー、プロジェクト主要研究者が一堂に会した。

本ミーティングは、本年5月に京都大学にて実施されたプロジェクトミーティングを踏まえ、プロジェクト活動の進捗に関して関係者で情報共有を行うと同時に、バイオマス生産に関わるデータを取得するためのロードマップと研究者の役割分担、11月中旬に京都で開催予定の第4回SATREPSカンファレンス等について集中的に協議した。翌日には、プロジェクト研究に従事するLIPI各研究所を個別に訪問し、具体的な行動計画を協議した。

また、本ミーティングに先立ち、インドネシア側研究者への技術移転として、同植物園トレウブ研究所にて、プロジェクト目標である高発熱型バイオマス植物開発を進めるにあたり、木質バイオマスの主要成分であり、バイオマス燃料や石油製品の代替となる化成品への原料として注目されているリグニンの植物内含有量や構成成分の分析手法に関する講義及び実演指導を2日間に渡って行った。同研究所だけでなくバイオマテリアル研究所、バイオテクノロジー研究所からも本分野の研究に携わる研究者8名が集まり、宮本研究員の指導の下、熱心に分析に取り組んだ。

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プロジェクトミーティングの様子

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リグニン分析手法の実演指導