スラバヤでのソルガム試験栽培準備

2020年1月24日

2020年1月7日から10日及び22日から24日にかけて、本プロジェクトアドバイザーDr. Dede Hermawanとともに、スラバヤへの出張を行った。過去2回、同地での試験栽培にご協力頂いているスラバヤ近郊グレシックの木質ペレット生産工場に引き続きご協力頂けることが決まったため、今回で3回目となる試験栽培にあたり栽培前の土壌状況を確認するとともに、必要となるソルガム種、器具、整地並びに栽培管理等に関する準備について具体的な協議を行った。今年は雨季に入っても雨がほとんど降らない天候で栽培に適さない時期が続いたため、播種の時期が少し遅れたものの、ソルガムが順調に生育すれば5月上旬には収穫できる見込みである。

これら収穫を行ったソルガムに関して、協力企業側でペレットを試作し、二酸化炭素排出量及び技術経済性分析に必要なデータを収集する予定である。これらの活動を通して、ソルガム等のイネ科植物の残渣粉末(バガス)を原料とした環境負荷の少ない木質成形体生産に関し、日尼両者による共同研究の一層の進展が期待される。

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試験栽培地での播種の様子

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播種されたソルガム種