プロジェクト概要

プロジェクト名

(和)熱帯荒廃草原の植生回復を通じたバイオマスエネルギーとマテリアル生産プロジェクト
(英)The Project for producing biomass energy and material through revegetation of alang-alang (Imperata cylindrica) fields

対象国名

インドネシア

署名日(実施合意)

2015年12月14日

プロジェクトサイト

西ジャワ州ボゴール県チビノン

協力期間

2016年7月19日から2021年7月18日

相手国機関名

(和)インドネシア科学院
(英)Center for Plant Conservation Botanic Gardens, Indoneisan Institute of Sciences (LIPI)

日本側協力機関名

京都大学生存圏研究所、かずさDNA研究所、京都大学大学院農学研究所

背景

インドネシアでは、原油価格の高止まりによる輸入負担の増大や、経済成長に伴う燃料・電力消費量の急増により、エネルギー関連補助金は中央政府歳出の約20%を占めるに至っており、補助金の削減は喫緊の課題である。インドネシア政府は、国家エネルギー政策(2014年1月国会承認)において、1次エネルギーに占める再生可能エネルギーの比率を2025年までに23%まで高めることを掲げ、特にバイオエネルギーについては、エネルギー鉱物大臣令(2014年20号)において、バイオ燃料の活用比率を2025年までに段階的に高めていくことを掲げるなど、バイオ燃料の活用を積極的に進めている。
また、インドネシアでは大規模な森林開発の結果、熱帯林伐採跡地に1000万ヘクタールにのぼるアランアラン草原(熱帯雨林の伐採後に生えるイネ科の植物(アランアラン)の草原)が発生しているが、アランアラン草原の農地・林地への転換は非常に困難であり、同地の効果的な活用方法の開発が必要とされている。
本事業では、アランアラン草原の環境回復とバイオマス生産農地へ転換するための基盤技術を開発し、インドネシアにおけるバイオ原料の提供に貢献するものである。

目標

上位目標

アランアラン草原の植生回復及びバイオマスエネルギーの原料供給をつうじた地域経済の発展及び温室効果ガスの排出削減

プロジェクト目標

アランアラン草原の農地、バイオマス生産地及び環境保護二次林への転換に対する基盤を構築し、アランアラン草原を活用したバイオエネルギーに適したバイオマス植物及びバイオマス材料を開発する。

成果

(1)アランアラン草原回復エコシステム
(2)高発熱型バイオマス植物開発
(3)バイオマス材料開発

活動

(1)アランアラン草原回復エコシステム
アランアラン草原土壌のメタゲノム解析
アランアラン草原の植生回復
(2)高発熱型バイオマス植物開発
稲におけるリグニン量増強
稲における高発熱リグニンの増強
高発熱型リグニンを持つソルガム等の選抜育種
(3)バイオマス材料開発
各種イネ科植物を原料としたパーティクルボードの試作
特定イネ科植物を原料としたパーティクルボードの開発
植物残差粉末を原料とした木質成形体の施策の試み

投入

日本側投入

短期在外研究員、長期業務調整員配置、機材供与、現地業務費用、本邦研修

相手国側投入

CP配置、オフィススペース提供

実施体制

日本側

京都大学、かずさDNA研究所

インドネシア側

インドネシア科学院、ボゴール農科大学、ムラワルマン大学、林業省森林研究開発機構、農業省農業バイオテクノロジー遺伝資源研究センター