2019年度母子健康手帳国際研修実施場所の視察を行いました

2019年5月18日

インドネシアでは2007年から年1回のペースで母子健康手帳の国際研修を実施しています。この研修はインドネシア保健省が主催し、JICAのサポートのもと行われています。昨年度までに10回開催され、15か国139名が参加しました。今年は9月に北スラウェシ州マナドにて実施予定で、4月からその準備が始まっています。

保健省本省、州保健局および県保健局と合同での研修の訪問先の調整と協議のため、マナドを訪問しました。マナドはこれまで過去に2回、国際研修のホストになることが決まっていながら、自然災害の影響などで実施ができなかった経緯があり、州保健局の今年の研修にかける意気込みは十分です。

研修では座学のみならず、実際にフィールドで母子健康手帳を使用している様子も見学します。今年の現場視察を受け入れ予定であるトモホン県では、母子健康手帳に盛り込まれている保健サービスを様々な工夫を凝らして提供しており、県保健局長は、ぜひ海外からの研修員にも参考にしていただきたいと述べていました。

9月には国際研修員の皆様を北スラウェシ州マナドにお迎えし、有意義な研修が実施できるよう、引き続き準備を続けます。

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本省および州保健局の研修運営の中心職員のみなさん。

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妊婦教室でヨガ。妊婦さんは母子健康手帳を持参しています。

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ポシャンドゥで身長測定。測定値は母子健康手帳に記載します。

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ミッション系私立病院でも母子健康手帳を使用しています。