【ケニア】第1回JCC、キックオフミーティングの開催

2021年9月8日

各国で続々と準備が進んでいる本プロジェクト。ついにケニアを皮切りに本格的にキックオフがはじまりました。

モンバサ郡コースト・ジェネラル病院で事業を行うケニアでは、2021年9月8日に、第1回合同調整委員会(JCC:Joint Coordinating Committee)が開催されました。コロナ禍のため渡航が叶わずオンラインでの実施でしたが、ケニアからはプロジェクトマネージャーで同病院の副院長であるDr. Wanjir Korir、日本からは専門家らが参加し、これからはじまる協力について活発な議論が交わされました。

まず、専門家から概要や実施体制、そして年間計画などを説明しプロジェクトに対する相互の理解を深めました。次に、具体的な活動内容について記したWork Planをベースに議論を進めると、参加者からはリモートながらも活発に意見が寄せられました。

続いて行われたキックオフミーティングでは、日本で実際にICU臨床医として働く専門家から、医師・看護師向けオンライン研修の意義・進め方を説明しました。参加者からは、「たとえば勤務シフトや通信環境によりオンライン研修を受けられない場合どうするか?」など、現地の状況に即した質問が寄せられ、その場合は研修後にビデオを共有するなど、専門家からは出来る限り参加者に寄り添った運営をしていく姿勢が示されました。コロナ禍においても、オンラインツールを活用して両国の関係者が協力していくことをよく確認し、キックオフミーティングは終了しました。

JCCに先駆け、8月下旬からは受講者が自分のペースでいつでも好きな場所から受講できるオンデマンド研修がスタートしました。また、現地のICUで働く医師・看護師向けに、日本側の講師と繋ぐことで質疑応答にも柔軟に答えることができるオンライン研修を9月14日から週2回ずつ実施していく予定です。

【画像】