【パラオ】プレハブICUと医療機材の引き渡し式

2022年12月20日

2022年12月19日、パラオ国コロール州ベラウ国立病院において、プレハブで構成されたICU(プレハブICU)の設置工事とICU医療機材の設置が完了しました。翌20日にはスランゲル・S・ウィップス・ジュニア大統領、ガファール保健大臣、メコール病院長、折笠在パラオ日本国大使、小林JICAパラオ所長ほか関係者のご出席を得て引き渡し式が行われました。

スランゲル大統領は来賓あいさつの中で、これまでの日本の協力への感謝とともに「プレハブICU、ICU医療機材及び遠隔通信機材を活用した医療サービスの提供はパラオでは初めての導入であり、ベラウ国立病院だけでなくパラオにおける集中治療サービスのさらなる強化への貢献は高く評価したい」と、本プレハブICU及び医療機材の有効活用に向けた力強い決意を表明されました。

式典後、大統領ら参列者はプレハブICUを視察し、ICU専門医であるマイラ医師から機器の説明を受けました。参加者からは最新の医療機材を備えたプレハブICUの仕上がりのきれいさや、設置されている最新設備への感嘆の声が聞かれました。

今後本プロジェクトを通して得た経験と施設・機材を活用し、ベラウ国立病院の集中治療サービスが一層展開されることが期待されています。

活動現場での写真

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引き渡し式(左から3人目よりガファール大臣、スランゲル大統領、折笠大使、小林JICAパラオ所長)

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プレハブICUの視察

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プレハブICU外観

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プレハブICU内

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医療機材使用研修

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日本・パラオ両国国旗とJICAロゴの銘板