2007年4月20日
4月20日(金)に本プロジェクト第一回目となるJoint Coordinating Committee(JCC)がバンダアチェ市シャクアラ大学にて行われました。会議は、プロジェクトカウンターパート機関であるアチェ・ニアス復興庁(BRR)、Chief Operating OfficerであるEddy Purwanto氏を議長に、JICA インドネシア事務所より永見氏、谷口氏、またプロジェクト対象地である1市6県より関係者総勢約30名の参加を得ました。
会合はイスラムのお祈りに始まり、続いてEddy氏によるスピーチ、本プロジェクトローカルスタッフによるプロジェクトの目的及び「住民自立による生計向上活動」、「地方行政能力向上研修」、「復興政策フレームワークの提示」 のプロジェクトの3つの主要コンポーネントについての説明、参加者によるディスカッション、永見氏による閉会スピーチという構成で行われました。イスラム教の人々にとって金曜日の午後のお祈りは非常に大切な時間であるにもかかわらず、多くの参加者による活発な意見交換が行われ、予定時間をオーバーして会合は終了しました。
今回JCCに参加した各地域代表の方々は、今後住民による自立的な活動を推進していくことを目標としている本プロジェクトにとって重要なリソースパーソンとなります。彼らがプロジェクトの内容を十分理解・賛同し、今後の積極的な協力意志を確認することができたことが第一回JCCの成果といえるでしょう。
写真:4月20日JCCの様子。写真右からJICA谷口氏、永見氏、BRRのEddy次官、JICAプロジェクトチームリーダー遠藤