第1回 ACE Festival

2008年2月23日

写真写真2008年2月23-24日の週末、バンダアチェ市のタマン・サリ・パークにおいて第一回目のACE(Activity for Community Empowerment)Festivalが開催されました。オープニングセレモニーではバンダアチェ市副市長のMs. IllizaとJICAインドネシア事務所の坂本所長からもスピーチを頂きました。Festivalにはプロジェクト対象地1市6県(バンダアチェ市、アチェブサール県、ピディ県、ビルン県、アチェテンガ県、アチェバラット県、アチェジャヤ県)から21のACEグループ、ACEのモデル地区となっているバンダアチェ市ウレレ地区の4グループ、2005年にJICAが実施したCEP(Community Empowerment Program)から2グループが参加しました。当日は、10グループがそれぞれ自分たちの製品(お菓子や刺繍の入った洋服等)を持ち寄り販売し、その他のグループはポスターやリーフレットを用いて、グループの活動紹介をしました。

写真左:オープニングセレモニーに参加したバンダアチェ市、国会議員、Bappeda、BRR、JICAインドネシア事務所からのVIPゲスト
写真右:バンダアチェ市副市長Ms. IllizaとJICAインドネシア事務所坂本所長によるテープカット

このACE Festivalには(1)それぞれ離れた地域にあるACEグループ間のネットワークを形成する、(2)参加者に対しACEグループによる製品を紹介し販売促進する、(3)ACEグループメンバーの間で活動の経験やノウハウを共有する、という3つの目的がありました。

23日には、会場とRRI(Radio Republic Indonesia)のロスマウェ放送局を結んだLive Interactive Dialogueを実施し、ウレレ地区のケーキグループメンバー、アチェジャヤの牛生産グループメンバー、ローカルNGO等が参加し、Festivalの状況やACEの活動について語り合いました。

写真写真コミュニティーからの参加者にとっては、今回のFestivalは同様の活動をしている他のメンバーと知り合い、自分たちの製品を紹介する機会となりました。来場者たちは各ACEグループの製品を買う際に味見をし、商品の見た目、味、パッケージ、清潔さ等についてのアンケートを記入することになっており、この結果を元にグループは製品の品質向上を目指します。回答の多くは、製品のパッケージをもっと目を引くものにしたらどうかというアドバイスでした。また、Festivalでは日本食調理実演と折り紙ショーも行われ、多くの地元の人たちの関心を引きました。アチェの人たちが気軽に日本文化に親しめるよう、今回調理された和食の材料は全てアチェの地元スーパーで手に入れました。折り紙もチラシ等のリサイクルで十分にきれいに折れました。

写真左:会場でのRRIラジオ放送によるLive Interactive Dialogue
写真右:ACEグループによる製品展示と販売