2008年9月3日
プロジェクトでは6月の第2回に引き続き、8月20日-21日に第3回ACE Festivalを実施しました。今回はバンダ・アチェ市から南西方向(直線距離にして約150Km )に位置する車で10時間ほどかかるアチェ・バラット県ムラボーでの開催となりました。合計39名の住民グループのメンバーが参加し、中には15時間以上かけてムラボーにやってきた人たちもいました。アチェ・バラット県の住民グループメンバーたちは、今回は自分たちの地域での開催だと張り切り、開会式でのスピーチや参加者たちへのお弁当作りなどを買って出てくれました。
Festivalも回を重ねるごとに、住民同士が打ち解けて、グループ間の会話が多くなってきていることが分かります。これがネットワーク化の原動力となることがそもそものFestivalの狙いです。更に、今回のFestivalは住民たちの製品をより多くの人に知ってもらい販売するということが課題でした。そのため、プロジェクトではムラボー市民に対するACE Festivalの広告を手作りし、マーケット、モスク、学校、幼稚園、村役場などに配り宣伝しました。広告は住民グループの製品写真入です。その甲斐あってか、中には製品を完売するグループもでました。
プロジェクト期間も残り半年余りとなり、現在、住民グループの活動のサポートを地方政府に引き継ぐ作業を実施しています。今回のFestivalもアチェ・バラット地方政府にも協力を求めるなど、プロジェクトでの住民活動に対する理解を深めてもらう努力を続けています。
写真左:開会式でスピーチをするアチェ・バラットのケーキ作りグループのメンバー。
写真右:来場者に製品販売をする縫製グループのメンバー。
写真左:アチェ・バラット県知事に製品販売するチップス作りのメンバー。
写真右:メンバーによって作られたアチェの伝統的なケーキ。
写真左:段々と魅力的になるパッケージング。第1回の頃と比べると大きな進歩。
写真右:ワークショップで自らの経験を共有する住民メンバー。