バリプロジェクトがブカシプロジェクトと研修でシナジー

2009年8月21日

8月10-12日、ブカシで展開中の「市民警察活動促進プロジェクト」において、バリ島で展開中の「バリ島、安心なまちづくりプロジェクト」のシナジーが実現しています。これは、太田専門家の指導するバリ州警察本部ギアニャール警察署ウブドBKPM(交番:8月オープン)勤務員が、ブカシを訪れ、地域警察活動を研修すると共に、双方で実施している巡回連絡等で意見交換していこうというものでした。

ウブド地域は、世界的な観光地であるバリ島の中でも有数の観光拠点であり、その中心地に設置されるウブドBKPMでは、観光警察官、交通警察官、制服警察官による24時間3交代制の勤務体制を敷き、パトロールカーの活用など、これまでになかった独自のアプローチが計画されています。

このウブドBKPMの勤務員13名が、BKPM勤務に帯同するなど、実地体験重視の研修を行いましたが、報告書が評価を受けるということ、他方、受入先であるメトロブカシ警察署の各BKPMも、研修終了後に評価を受けるということもあり、双方が緊張感を持つことができたようです。

この研修を通じて、ブカシプロジェクトのBKPM 活動の新たな課題がみつかりました。また、バリの警察官は「警察官が市民の為にここまでするのかという点で、目から鱗が落ちたという表現がピッタリと思える経験だった。」という言葉に代表されるように、双方とも大いにインパクトがあったようです。

今後も、こうした人的交流を基本にしつつ、メソッドの共有などのシナジー効果を期待する協働連携を推進していきたいと考えています。

以上

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写真左:竹内プロマネ、グントゥール署長、専門家を交えた研修評価会
写真右:通信指令室で説明を受けるウブドBKPM勤務員

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写真左:バリでの取組を発表するウブドBKPM勤務員
写真右:BKPM研修(FKPMとの意見交換)

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写真左:BKPM研修(引き継ぎ)
写真右:集合写真